2021年の節分は、143年ぶりに2月3日ではなく2月2日でしたね。
各々の想いを込めて恵方巻を頬張り、豆まきをされたことと思います。
今日は北区にある料亭、志ら玉で2月の御菓子として出された椿餅をご紹介します。
椿餅(つばいもちひ、つばきもち)は平安時代に、軽食代わりとして食べられた餅菓子です。
『河海抄』の記述によれば、もち米を乾燥させて臼でひいて作った餅粉(現在の道明寺粉)を甘葛の汁で練って団子のようにし、
椿の葉で包んだもの。
現代の菓子のように日常的な間食に用いる物ではなく、貴族の館で大規模な蹴鞠の会が催されたときに参加者に配られていたようです。
一度、お越し頂き、ご賞味ください。